2015年10月15日
水

水の硝酸態窒素
2007年のデータだそうですが参考になります。硝酸態窒素自体は発癌性物質で土壌の汚染を示す指標の一つです。もちろんほかの様々な毒に比べ薄いというのはあるものの、水などに入り込んできやすいので要注意です。硝酸態窒素の危険性は硝酸塩と同じで、血液の酸素運搬能力を奪い、特に乳幼児を窒息死の危険にさらします。ペットボトルの水などにもよく入り込んでおり、あるデータではが大人気。有名10銘柄中8つから硝酸態窒素が検出されたそうです。
全国各地の水を集めてみると、41銘柄中33本は0.5ppm以下だったので、大手ブランド水より地域銘柄水の方が安全だそうです。ちなみに汚染度が最も高かったのは、アクアネットジャパンの「伝説の水・志布志」で4.6ppmだったそうです。次にひどかったのは、東京都の武蔵野市民が水道水として利用している水源の水をボトリングした「水・好き」で、2.3ppmだそうです。ほかに大和川酒造店の「会津・喜多方名水『空』」と、奄美大島にしかわ酒造の「長寿の島の水」で、1.2ppmから2.3ppm出たそうです。
環境省指定の「名水」をうたう水は、ペットボトル調査でも、7本すべてが汚染されていたそうです。環境省指定の「名水100選」をうたった水や、採水地が名水100選の採水地に近い7本は、エヌアイエスフードサービスの「霧島の天然水」から1.2ppm、名水の里の「五代松ごろごろ水」、北海道ミネラルウォーターの「羊蹄のふきだし湧水」、富山ビバレッジの黒部源泉水の3本から0.5ppm~1.2ppmの硝酸態窒素が見つかったそうです。名水を過信してはいけません。
写真以外にもいろはすはやめたほうがいいですよ。あと硝酸態窒素を恐れるのはいいですが、たとえ硝酸態窒素が入っている水でも、砂糖まみれのジュースやコーラの毒性にはまったくかないませんので、うまくリスクマネージメントすることです。
(写真は同サイトからお借り)
http://tabemono.info/report/report_7_216_2.html